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イラストと、やりたいこととやってみたことイロイロ

徳島県鳴門市にある世界初の陶板名画美術館、大塚国際美術館に行ってきましたので感想です。


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こんにちは、marimyです。

すっかり春ですね。近所の桜も綺麗に咲きほこっています。

日差しも暖かく皆さんにとって過ごしやすい時期になったでしょうか。

しかし、花粉症がひどくてそれどころではないという方もいるのではと思います。

かくいうmarimyも今年は度々ひどい日がありまして、昨日も薬を飲んでいるにもかかわらずまったく効かず、諦めて一日寝ていました。

 

というわけで絵はまったく進められず。

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セーラー服の襟の部分のラインを入れただけで力つきてしまいました。

残り日数はもうないんですけが…ただ、このまま飾ってもいいかなと思えるところまでは来ているのでそんなに焦りはないです。

 

一応今日お医者さんで薬を変えてもらったので効いてくれるのを願うばかりです。

 

すこし前置きが長くなりました、この土曜日に以前行ってみたいと記事に書いた徳島県鳴門市にある大塚国際美術館に行ってきたので今回はそれについて書きたいと思います。

 

というわけで、土曜日の朝早くに出発し徳島県の鳴門市へ、

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 よく晴れた絶好の行楽日和でした。(花粉もよく飛びそうですが、幸いこの日は薬も効いていて花粉症の症状は出ませんでした^^)

写真は途中の淡路にあるサービスエリア、淡路ハイウェイオアシス。残念ながら若干もやっていますがよく晴れています。

 

大塚国際美術館には9時30分過ぎに到着。

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これは山の麓の入り口前。

山の上に見えているのが美術館だと思っていましたが、見えている部分は実は美術館のほんの一部、山をぶち抜く形でつくられています。

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パンフレットを見ますと、こんな感じ。

山の上に見えているのは1階と2階部分です。

 入り口からB3まで41mの長いエスカレーターで昇っていきます。

 

f:id:marimy:20190408205410j:plainエスカレーターを昇ると多分大塚美術館の目玉の一つ環境展示、システィーナ・ホールが見えてきます。

 

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すんごい広い。

まず誰もが圧倒されるのではないでしょうか。

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(一つ上の階からも鑑賞できます。)

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これも環境展示、聖ニコラウス・オルファノス聖堂。

 

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スクローヴェーニ礼拝堂
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この絵の元ですね。

 

B3は古代・中世の作品を展示しています。

多くの環境展示もここにありました。

 

B2はルネサンスバロック

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べラスケスのラス・メニーナス(女官たち)

どこかで見たことあるのではないでしょうかこの絵。

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でも、こんなに大きいとは思いませんでした。

よく見れば左に大きなキャンバスもちゃんと描かれているんですね。今回初めて気付きました。

 

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最後の晩餐の修復前と修復後が飾られているのもこの階。

ちなみに修復後は下の画像。

marimyは部屋に入って一目見たとき、逆だと思いました。

修復前の方が色がはっきりしているように見えるので、そちらが修復後だと思ってしまいました。

 

B1はバロック・近代。

marimyはこの辺の絵が好きかも。

ゴッホルノワールムンクなどがこの辺です。

 

marimyの目を引いた作品はこちら

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モッサ、ギュスターヴ=アドルフ 彼女

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ワッツ、ジョージ・フレデリック 希望 

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ゲインズバラ、トマス 犬を抱き壷をさげる少女 

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ゴヤ、フランシスコ・デ 黒い家(環境展示)

これは確か食堂を再現していると思います。

左の絵は我が子を食らうサトゥルヌス。

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その手前に同じくゴヤの明るめの作品もあって差がすごいです。

 

1F・2F現代とテーマ展示。

この辺は展示数はちょっと少なめ

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現代の展示は抽象画?が多かったですね。

…残念ながら、marimyはあまりピンとこない…

 

ピカソ、パブロのゲルニカは1Fにあります。(写真撮り忘れ)

 

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テーマ展示のだまし絵にあったストーム・マティアス 聖ヒエロニムス。

アナモルフォーズ(アナモルフォシス)・ゆがみ絵という技法で描かれた作品だそうです。円筒形の鏡に写すとちゃんとした絵になります。

 

以上、後半疲れてかなりなおざりな鑑賞になってしまいましたが^^;、大塚国際美術館の下から上まで。

 

 

少し残念な点として、大塚国際美術館の絵はすべて陶器の板に転写してつくられた複製画です。

というわけで陶器の板には限界があるようで、大きな作品だとどうしても複数の板で再現せざるをえないようで作品の中に大きな境目ができてしまっています。

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marimyが撮った写真だとこの辺がわかりやすいでしょうか?

 

二つ目は、複製物だという頭があるのでよけいにそう見てしまうのかもしれませんが…見る角度によって写真集みたいなテカリかたに見えてしまったりする点。f:id:marimy:20190408223845j:plain

(この写真みたいなひかり方がどうも雑誌とか画集のような印刷物のひかり方に見えてしまう。)

三つ目は、難癖みたいになってしまいますが、鑑賞するのに何メートル離れてみたいな制約がたぶんなくて(あったらごめんなさい)、ほんとに触れるくらい近くで鑑賞できるのですが、近くでよくみるとやっぱりデジタルっぽいドットぽさが見えてしまうように思います。(同時に陶板の上に実際に絵具をのせて絵に厚みをもたせているような部分も見れたりして、細部のこだわりにびっくりしたりもします。)

 

いろんな作品をみてmarimyが思ったことはいつか本物が見たい、でした。

 

以上、少し残念だと思う部分もあげましたが、十分にmarimyは楽しんできました。

 

パンフレットによると鑑賞ルートは約4km。

ほんとに広くて作品点数も膨大です。

原寸大の迫力、1000余点の膨大な作品。

あなたの目を釘付けにする作品がもしかしたら見つかるかも。

marimyはありました。

 

 

館内にはカフェやレストランが3箇所あり、疲れたら一休みできます。絵を好きな方なら一日いても飽きないかもです。

 

入館料は一般3,240円、大学生2,160円、小中高は540円。

 

marimyは美術館とかほとんど行ったことがないのでよくわかりませんが、ネットで見る限り結構高めな値段設定のようです。

それでも、環境展示の迫力や世界各地の美術館にある絵が一度に鑑賞できる空間は値段分の値打ちはあるのではと思います。

 

以上、大塚国際美術館に行ってきましたので、その感想でした。

記事内の画家の名前の表記は大塚国際美術館の展示作品リストに合わせています。

 

大塚国際美術館徳島県鳴門市鳴門町鳴門公園内にあります。

開館時間は9:30~17:00(入館券の販売は16時まで)

休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)あり1月は連続休館あり、その他特別休館あり。

専用駐車場は美術館より少し離れた位置にありますが、専用のシャトルバスが運行しているそうです。(marimyが行った日は臨時駐車場があったのでそちらに止めました。)

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いつもより大分長くなってしまいましたが、今回はここまでです。

ありがとうございました。

それではまた。